【子集下】【冫部】涼;康煕字典画数:10;頁碼:第 132 頁第 41 項
『唐韻』『集韻』『韻会』は呂張切と注し、音は「良」に同じ。『正韻』は「涼」を「凉」に通ずとす。『韻会』は微寒を涼と解す。『前漢・五行志』に「涼は冬殺なり」とあり。【注】顔師古曰く、涼は薄の義なり。
涼『唐韻』『集韻』『韻会』は呂張切、『正韻』は龍張切、音は「良」に同じ。『説文解字』は薄と釈す。『左伝・荘公三十二年』に「虢は涼徳多し」(虢国は徳行浅薄なり)と記す。
また風の名を指す。『礼記・月令』に「孟秋の月、涼風至る」(初秋の節、涼風到来す)とあり。
また州名なり。『広韻』に、武帝雍州を改めて涼州とすと記す。
また姓なり。例せば魏の太子太傅山陽人涼茂のごとし。
また「

」に通ず。『周礼・天官』に「漿人、王の六飲(水・漿・醴・涼・医・酏)を掌りて共す」とあり(漿人は王の六種の飲料を掌り供給す)。
また『唐韻』『集韻』『韻会』は力譲切、『正韻』は力仗切、音は「亮」に同じ。義は輔けなり。『詩経・大雅』に「彼武王を涼す」(かの武王を輔く)とあり。この義はまた「諒」とも書く。『韓詩』は「亮」と作る。
また信義の義なり。『詩経・大雅』に「涼曰く不可なり」(信義をもって不可と曰う)とあり。