康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 280 ページ)
【寅集上】【子部】孷;康煕筆画:14;頁碼:280 頁下段 22。『広韻』里之切、『集韻』『類篇』陵之切、音は厘。『玉篇』に「孷孖、双生なり」とある。『揚子・方言』に「陳楚の間、凡そ人畜乳して双産するを孷孳と曰う」とある。また『集韻』に良志切、音は吏。義同じ。按ずるに、『方言』の双生子は本は「厘孪」に作る。厘は離なり、孪りて分れて生ずるなり、俗に孷と作る。『正字通』に曰く、「双生に孪の二文あり。女部の嫠は寡婦なり。孷は蓋し独子なり。孤と音は殊なるも義は通ず」と。説亦た是なり。考証:『揚子・方言』「陳楚の間、凡そ人畜乳して双産するを孷孖と曰う」。謹んで『方言』の原文及び『集韻』の引く『方言』に照らせば、「孖」を「孳」に改むべし。