康熙字典解説
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【申集上】【艸部】蕨;康煕筆画:18;頁碼:1058 頁 41 行。『唐韻』『韻会』『正韻』に居月切、音は厥。『玉篇』に「菜なり」。『爾雅・釈草』に「蕨、虌」とあり、郭璞の注に「初生にして葉なく、食すべし」という。『詩・召南』に「其の蕨を采ると言ふ」。疏に「周・秦では蕨といい、斉・魯では鼈という。俗にその初生するさま鼈の脚に似るがゆえに名づく」とある。『埤雅』に「蕨の初生するさま、雀の足の拳のごとく、また人の足の蹶(つまず)くがごとし、故に名づく」という。また『爾雅・釈草』に「菱、蕨攗」とあり、疏に「蔆は一名を蕨攗といい、今水中の芰なり。俗に菱角という是れなり」とある。考証:『爾雅・釈草』の「蕨、龞」について、謹んで原文の「龞」を「虌」に改む。