康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 728 ページ)
【午集上】【玉部】玦;康煕筆画:9;頁碼:728 頁 12 行。『唐韻』『集韻』『韻会』古穴切、『正韻』居穴切、音は決。『説文』に「玉佩なり」とあり。『広韻』に「佩は環のごとくして缺けあり。逐臣境に在りて命を待つに、環を賜われば返り、玦を賜われば絶つ。義は決を取る」とあり。『史記・項羽本紀』に「范増数々手を以て玦を循らし項羽に示す」とあり。『前漢書・五行志』に「之を金に佩ぶ」とあり。注に師古曰く「半環を玦と曰う」。『白虎通』に「君子決断能えば則ち玦を佩ぶ。玦は環の周らざるものなり」とあり。また射者右手の大指に着けて弦を鉤むる者も亦た玦と謂う。『礼記・内則』に「右に玦を佩ぶ」とあり。『詩経・衛風・童子佩韘伝』に「韘は玦なり」とあり。疏に「玦は矢を挟む時弦を持する飾りなり」とあり。『釈文』に「玦は本また決と作る」とあり。『小雅』に「決拾既に佽う」とあり。また『詩話』に「紫玉玦は茶なり、烏玉玦は墨なり」とあり。蘇軾『恵茶を謝する詩』に「空しく赤泥の印を煩わし、遠く紫玉玦を致す」とあり。孫莘老『墨を寄する詩』に「近者唐夫子、遠く烏玉玦を致す」とあり。『集韻』に或いは璚と作るとあり。