康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 731 ページ)
【午集上】【玉部】珩;康煕筆画:11;頁碼:731 頁 14 行。『唐韻』戸庚切、『集韻』『韻会』『正韻』何庚切、音は行なり。『説文』に「佩の上玉にして、行止を節する所由なり」とあり。『正韻』に「佩は上に珩、下に璜あり」という。『詩・鄭風』「雑佩をもって之に贈る」の伝に「雑佩とは、珩・璜・琚・瑀・冲牙の類なり」とあり。『釈文』に「珩は佩の上玉なり」という。また衡に通ず。『礼記・玉藻』に「一命は縕韍にして幽衡なり」とあり。注に「衡は佩の玉の衡なり」という。また『張衡・東京賦』に「珩・紞・纮・綎」とあり。注に「音は行なり」。杜預曰く、「珩は冠を維持する者なり」。また人名にも用いる。『陸機・辨亡論』に「使を奉ずるには趙咨・沈珩あり」という。また『韻補』に「寒剛切に叶い、音は杭なり」とあり。『張衡・思玄賦』に「貞亮を辮じて鞶となし、技芸を雑えて珩とす。彩藻と琱琢を昭らかにし、璜は深远にして弥長し」という。