康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 844 ページ)
【午集下】【示部】祼;康熙筆画:13;頁碼:844 頁 04 行。古文。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に古玩切、音は貫。祭祀において香酒を地に注いで神を祭ることをいう。『詩・大雅』に「京師に於いて祼祭を行う」とあり。『周礼・春官・大宗伯』に「熟牲・生牲を献じ、かつ祼祭をもって先王を享祀す」とある。注に「祼は灌の義なり。鬱鬯の香酒を以て灌ぐ。これ神霊を表す尸に初めて酒を献じて神の降臨を請う時を指す」という。『書・洛誥』に「王太室に入りて祼礼を行ふ」とあり。疏に「圭瓚を以て鬱鬯の酒を舀り取り、これを尸に献ず。尸は祭酒を受け、之を地に灑ぎ、次いで杯を置いて飲まず。これを祼と謂う」とある。また『周礼・春官・典瑞』に「祼圭には玉勺を配し、以て先王を祭祀し、また賓客に対して祼礼を行う」とある。疏に「祼は皆祭祀に関して言う。しかれども生人の飲酒にも亦た祼と称す。故に『礼記・投壺』に『杯を奉じて灌礼を行ふ』とあり、これ生人の飲酒において順次に酒を勧むるも亦た祼と称するを示す」という。これにより、祼と灌とは相通ず。