康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1079 ページ)
【申集中】【虫部】蚳;康熙筆画:11;頁碼:1079 頁 19 行目。【唐韻】直尼切、【集韻】【韻会】陳尼切、音は遅。【玉篇】に「蟻の卵なり」とある。【礼記・内則】に「腵修・蚳醢」と見え、注に「蚍蜉の子なり」とある。【周礼・天官・鼈人】に「蚳を供して醢人に授く」とあり、疏に「蟻の子を謂う。白き者を取りて以て醢と為す」と説く。また【集韻】に称脂切、音は鴟。蠪蚳は獣名なり。【山海経】に「昆吾の山に獣あり、其の状彘のごとくして角有り、其の音号のごとし、名づけて蠪蚳と曰う」と見え、注に「蠪蚳は九尾の狐に似たり」とある。考証:【天官・鼈人】の「蚳醢」は、原文に照らして「鼈人蚳を供して醢人に授く」と改むべし。