康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1434 ページ)
【亥集上】【馬部】馳;康煕筆画:13;頁碼:1434 頁 11 行目
古文【広韻】直離切【集韻】【韻会】【正韻】陳知切、音は「池」に同じ。【玉篇】走るを意味す。【広韻】馬を放って疾駆し、速やかに追い立てるを意味す。【左伝・荘公十年】魯の荘公、斉軍を車に乗じて追撃せんとす。
また【玉篇】天子の行う道指す。【正字通】馳道とは、すなわち天子の行う道にして、当今の中央御道に相当す。
また姓に用う。【姓苑】明に馳九垓あり、仁寿県の挙人なり。
また【集韻】唐何切、音は「駝」に同じ。これも走るの義なり。
また葉音、徒臥切、音は「隋」に同じ。【詩・小雅】駕して馳射するの法に違わず、矢一たび発すれば即ち的中す。
また葉音、尺里切、音は「恥」に同じ。【劉向・九嘆】四海を周遊遍覧す、志は昇降に従いて高く馳す。九天の神を天極に召し、虹霓を立てて指揮す。
また葉音、直詈切、音は「滞」に同じ。【蔡邕・弾棋賦】ここに棋象を布列し、彫飾華麗にして絢爛たり。厚き棋腹は辺縁を収め、中に穩立して四方を企望す。軽便にして博弈を調遣し、人をして情を縦にして馳せしむるに易し。