康熙字典解説
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【未集下】【臣部】臣;康煕筆画:6;ページ番号:999 ページ 13 行
古文【唐韻】植鄰切【集韻】【韻会】丞真切、音は辰。君主に仕える者の称。【説文】臣とは牽制し君主に奉ずるの義なり。字形は屈伏する状に象る。【白虎通】臣とは纏繞の義にして、心志を励まして自ら堅くするなり。【広韻】臣とは服従なり。公家に職あるを臣と曰い、私家に職あるを僕と曰う。【易・序卦】父子あって而して後に君臣あり、君臣あって而して後に上下あり。【詩・小雅】四海の内、王の臣たらざる莫し。又【前漢・王陵伝】陳平謝して曰く「主臣」。【注】文穎曰く、これ惶懼を表すの辞にして、今「死罪」と言うがごとし。晋灼曰く、主とは攻むの義、臣とは屈するの義なり。攻めて之を屈せしむるを謂う。これ惶懼を表すの辞なり。【通雅】これ敬畏・謝罪を発する語頭詞にして、猶ほ君上に在り臣下に在るがごとく、自然に敬畏惶懼するなり。また姓なり。【奇姓通】唐に臣悦あり、『平陳紀』を著す。又【韻補】葉音は禅。【道蔵歌】登臨して景致は西東に在り、尽く美好なる因縁に遇う。常融と無地官とは、皆聖明なる君王の臣なり。