康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1227 ページ)
【酉集中】【足部】踔;康煕筆画:15;頁碼:頁 1227 第 27【唐韻】丑教切【集韻】【韻会】敕教切、音は〇に同じ。【説文】踶なり。【注】徐曰く、踶とは踏むの義なり。又【前漢・揚雄伝】に「夭蟜を踔す」とあり。【注】踔は走るなり。【文選・李善注】踔は越ゆるなり。【後漢・蔡邕伝】に「宇宙を踔して俗を遺る」とあり。【注】踔は超越の義なり。又【集韻】陟教切、音は罩に同じ。義も同じ。又【集韻】他吊切、音は粜に同じ。【史記・司馬相如伝】に「稀間を踔す」とあり。【注】踔は蹄を懸くるなり。又【広韻】【集韻】【韻会】敕角切、音は逴に同じ。【史記・貨殖伝】に「上谷より遼東に至り、地踔遠し」とあり。【前漢・孔光伝】に「踔絶の能あらざれば、逾越すべからず」とあり。【注】踔は高遠なり。又【荘子・秋水篇】に「吾一足を以て踔して行ず」とあり。【音義】踔は本卓と作る。趻踔は歩くの様なり。【玉篇】踔は踏むなり。踸踔は跛者の歩く様なり。按ずるに踸は𧾷と同じ。又【楚辞・七諫】に「馬蘭踸踔して日に加わる」とあり。【注】踸踔は暴長する様なり。又【博雅】踸踔は無常なり。【陸機・文賦】に「故に短韻に踸踔す」とあり。【注】今人不定を踸踔と為す。不定とは即ち無常なり。又【集韻】徒了切、音は窕に同じ。路遠し。又【集韻】【類篇】徒吊切、音は調に同じ。【類篇】遠騰する様なり。又【集韻】敕略切、音は鄀に同じ。略踔は歩く様なり。又【集韻】【正韻】竹角切、音は琢に同じ。𨃠と同じ。特地に止まるなり。考証:【史記・貨殖伝】「上谷より遼東に至り踔遠し」。謹んで原文を照らすに、東の下に地字を増す。