康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 855 ページ)
【午集下】【禾部】稗。康煕筆画:13。頁碼:855 頁 02 行。『広韻』『集韻』『韻会』に「傍卦切、音は〇〇」とある。『説文』に「禾の別なり」とあり、徐鍇の注に「禾に似て而も別なり。稊・稗なり」とある。『広韻』に「草にして穀に似て実細し」とあり、『孟子』に「苟も熟せざれば、荑・稗に如かず」とある。『後漢書』光武紀に「建武三十一年、留に雨穀す。形は稗の実の如し」とあり、注に「稗は草にして穀に似る者なり」とある。『六書故』に「稗は葉純らかに稲に似て、節間に毛無く、実は蕡に似て稼を害す」とある。『正字通』に「水稗・旱稗の二種あり」とあり、『韻会』に「一に曰く、水中に生ず」とある。謝霊運の詩に「蒲・稗相因依す」とあり。また「細なり」の義あり。『前漢書』芸文志に「小説を稗説と謂う」、また「稗官」とあり。師古の注に「小官なり」とある。『唐書』陸贄伝に「稗販の緡を算ず」とあり。稗とは小販の民を謂う。