康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 617 ページ)
【巳集上】【水部】波;康煕筆画:9;頁碼:617 頁 08 行。【唐韻】博禾切。【集韻】【韻会】【正韻】逋禾切。音は皤に同じ。【説文】水の湧き流るるなり。【爾雅・釈水】大なる波を瀾と為し、小なる波を淪と為し、直なる波を径と為す。また水名。【水経注】波水、霍陽の西川大嶺東谷に出ず。また沢名。【書・禹貢】滎波既に猪ぐ。【周礼・夏官・職方氏】豫州、その川は滎・洛、その浸は波・溠。【注】波は播と読む。また洛の別名。【爾雅・釈水】水洛より出づるを波と為す。また潤うなり。【左伝・僖公二十三年】晋の公子曰く、「その波及するところ晋国に及ぶ者は、君の余なり」と。また揺り動かすなり。【荘子・外物篇】かつ豨韋氏の流を以て、今の世を観れば、その誰か能く波せざらんや。また目光を波と曰う。【曹植・洛神賦】微波に託して辞を通ず。また金波は月光なり。【前漢・郊祀歌】月を以て金波と為す。また沸波は鳥名。【禽経】王睢は魚鷹なり。詩之を睢鳩と謂い、淮南子之を沸波と謂う。また偃波は書名。【欧陽詢・書法】偃波書は即ち版書にして、状連文の如く、之を偃波と謂う。また流波は山名。東海の中に在り。【山海経】に見ゆ。また長年の称。【范成大・呉船録】蜀中に尊者を称して波と為し、祖及び外祖皆波と曰う。また【李翊・俗呼小録】走るを波と謂い、立つを站と謂う。また県名。【前漢・地理志】河内に波県あり。また郡名。【広輿記】寧波府、浙江に属す。本越の甬東の地、隋に越州と曰い、唐に明州と曰い、明に寧波府と曰う。また【集韻】班麋切。【正韻】逋眉切。音羆に同じ。陂と同じ。阪なり。一に曰く沢の障なり。【前漢・江都易王伝】後に雷波に遊ぶ。天大いに風す。【注】波は陂と読む。また【集韻】【韻会】彼義切。音贲。水を循行するなり。【前漢・西域伝】南山に傍ら、北に河を波す。