康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 791 ページ)
【午集中】【皮部】皴;康煕筆画:12;頁碼:791 頁 22 行。『唐韻』『集韻』『韻会』に七倫切、音は逡。『説文』に「皮膚、寒または乾燥により細かな皺を生ず」とあり。『玉篇』に「皮膚乾裂す」という。『梁書・武帝紀』に「筆を握りて寒を受け、手部の皮膚乾裂す」と見える。また絵画の技法を指す。『湯垕書鑑』に「曹弗興は画に長じ、人物の衣紋を描くに皺褶の画法を用う」とあり。また董元は山石を描くに麻皮のごとき皴法を用うと伝える。さらに『字義総略』に楊朴の詩「幾箇の湖、皴して骨幹に徹す」があり、陸放翁の筆記に「皴が何物なるか知らず」という。湖とは『詩経』の「狼その胡を跋く」の胡にして、獣類の頸下に垂るる肉を指す。胡皴とは牛の頸下に垂るる皮にして、その味の淡薄なるを形容するものなり。また『蘇軾・龍眼詩』に「独り皴皮をして生ぜしめ、色を弄して雕俎に映ず」とあり。注に「皴皮は荔枝を指す」とある。