康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 379 ページ)
【卯集上】【心字部】怎;康煕筆画:9;頁碼:379 頁下段 17 行。『五音集韻』に「子吽切」とあり。語辞なり。『五音篇』中には此の字に切脚を称すべきもの無し。昌黎の子、定めて「枕」字を第一等呼と為すは、可谓正し。今此の寝韻中に、精母の下に切脚を立て、其の「吽」字は暁母の下に安じて「怎」を呼ぶ切と為す。両字互いに韻切と為すは、豈に善からずや。按ずるに此の字、『広韻』『集韻』皆収めず。唯韓孝彦の『五音集韻』之を収む。今時、揚州人は「争」の上声に読み、呉人は「尊」の上声に読み、金陵人は「津」の上声に読み、河南人は「樝」の如く読む。各々郷音に従いて分るるなり。