康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 759 ページ)
【午集上】【田部】甽;康煕筆画:8;ページ:759 頁第 09【玉篇】これは「畎」の古字である。【前漢・食貨志】后稷初めて田を開き、二つの耒を並べて耕し、広さ一尺・深さ一尺の溝を「甽」という。【後漢・章帝紀】往古に人才を推挙し賢士を選抜するに当たり、あるいは田畝より出づる者あり。また【類篇】音は松倫切、「旬」に同じ。山麓にして流水を受ける所を指す。【釈名】山根にして流水を受ける所を「甽」という。甽とは吮(すう)の意で、山体の肥沃なる潤いを吸い取るを謂う。【呂氏春秋】丁田は田中の溝渠を棄てた。また【集韻】音は朱閏切、「稕」に同じ。溝渠を指す。考証:【玉篇】古字。謹んで原文に従い「畎」に改む。