康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 356 ページ)
【寅集下】【弓部】引;康熙筆画:4;頁碼:356 頁 08 行。古文。【唐韻】余忍切。【集韻】【韻会】【正韻】以忍切。音は蚓。【説文】弓を開くなり。【徐鉉曰】弓を引く形に象る。【周礼・冬官考工記】体を維ぎて之を防ぎ、引いて中に参す。また【広雅】演ずるなり。【易・系辞】引いて之を伸ぶ。また【爾雅・釈詁】長し。【釈訓】子子孫孫、引きて極まり無し。【書・梓材】養を引き、恬を引き。また相牽くを引と曰う。【礼・檀弓】喪服、兄弟の子は猶お子の如し。蓋し引いて之を進むるなり。【注】牽き進めて、己が子と同じくす。【史記・秦始皇本紀】諸生転じて相告げ引く。また【集韻】導くなり。【史記・韓長孺伝】奉引して車より堕ち、蹇す。【注】天子の為めに導引して車より堕ち、跛む。却り退くなり。【礼・玉藻】侍坐すれば、必ず席を退く。退かざれば、必ず引いて君の党を去る。【注】引とは却るなり。また相薦達するを引と曰う。【史記・魏其侯伝】両人相為めに引重す。【注】相薦達して声勢を為す。【後漢書・張皓王龔伝論】顕登する者は貴途をもって易引とす。また気を服する法に道引と曰うあり。【荘子・刻意篇】道引の士、形を養うの人。【史記・留侯世家】道引して穀を食わず。また疾を治むる法に撟引あり。【史記・扁鵲伝】鑱石撟引。【注】謂わく按摩の法、夭撟引身、熊の顧み鳥の伸ぶるが如し。また十丈を引と為す。【前漢書・律暦志】その法竹を用いて引と為す。高さ一分、広さ六分、長さ十丈。引とは信なり。【注】信は伸と読み、其の長きを言う。また【広韻】【正韻】羊晋切。【集韻】【韻会】羊進切。蚓の声去。【集韻】牽牛の綍なり。【礼・檀弓】葬に吊する者は、必ず引を執る。【疏】引とは柩車の索なり。また【集韻】一に曰く曲引。【蔡邕・琴操】思帰引有り。また引は古に作と作る。