康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1538 ページ)
【亥集下】【龠部】龠;康煕筆画:17;頁碼:1538 頁上段 25。【唐韻】以灼切。【集韻】【韻会】【正韻】弋灼切。音は薬。【説文】楽に用いる竹管にして三孔あり、衆声を和するなり。品・侖に従う。侖は理なり。【博雅】龠を笛と謂い、七孔あり。【詩・邶風】左手に龠を執る。また籥と作る。【爾雅・釈楽】大なる籥を産と謂い、中なるを仲と謂い、小なるを箹と謂う。【春秋・宣八年】壬午、なお繹す。万入りて籥を去る。【注】籥は管なり。また【正韻】量の名。器の状は爵に似て、爵禄を安んずるなり。【前漢・律暦志】龠とは黄鐘の律の実にして、微気を躍動して物を生ずるなり。千二百黍を容る。二龠を一合とし、十合を一升とし、十升を一斗とし、十斗を一斛とす。【字彙】楽に用いる竹管を龠と謂う。惟だ黄鐘の管は黍米を実として、これを積みて五量の名を成す。【説文】楽の龠の字は、本は龠と作る。別に籥の字を作り、注して「書僮の竹笘なり」と曰う。編竹して書を習うを謂うなり。今、龠を龠合の字とし、籥を楽籥の字とす。後世遂に之に因り、字は品に従い侖に従う。俗に省きて二口と作る。考証:【釈名】龠を笛と謂う。謹んで原書【釈名】を改め【博雅】に拠る。