康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 774 ページ)
【午集中】【疒部】痟;康煕筆画:12;頁碼:774 頁 04 行。『唐韻』相邀切、『集韻』『韻会』思邀切、『正韻』先彫切、音は「宵」に同じ。『説文解字』に「酸痟」とあり、すなわち頭痛をいう。『周礼・天官・疾医』に「春時に多く痟首の疾あり」と見える。注に「痟とは酸・削の感をいう。首疾とは頭痛なり」とある。疏に「頭痛のほか、酸軟無力の痛あり。酸とは嘶啞の感をいう」とある。『管子・地員篇』に「五沃の土は、沢に魚多く、泉は白青にして、その民は終に痟醒の疾を得ず」という。左思『蜀都賦』に「香りは邪気を払い、味は瘟疫と痟病を除く」とあり、注に「痟とは頭の疾をいう」とある。また『玉篇』に「痟は渇病なり」と見え、漢の司馬相如は痟渇の疾を患えたり。按ずるに、『漢書』本伝には「消渇」と作る。また「消」に通ず。『後漢書・李通伝』に「常に消疾あり」と見え、注に「消疾とは消中の疾なり」とある。