康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 890 ページ)
【未集上】【竹部】箱;康煕筆画:15;頁碼:890 頁 16 行。『広韻』『正韻』息良切、『集韻』『韻会』思将切、音は廂に同じ。『説文』に「大車の牝服なり」とあり。『篇海』に「車内にして物を容るる処を箱と為す」とあり。『詩・小雅』に「睆たる彼れ牽牛、以て箱に服せず」とあり。伝に「箱は大車の箱なり」という。また廩なり。『詩・小雅』に「乃ち千の倉を求め、乃ち万の箱を求む」とあり。また竹器にして箱篋なり。また廂と同じ。『儀礼・公食大夫礼』に「賓升り、公揖して箱に退く」とあり。また『覲礼』に「几、東箱に俟つ」とあり。註に「東箱とは東夾の前に相翔きて事を待つる処なり」という。『前漢書・周昌伝』に「上、戚姫の子如意を以て太子と為さんと欲す。昌曰く、臣期期として其の不可なるを知る、と。上欣然として笑い、即ち罷む。呂后東箱に側耳して聴く」とあり。註に師古曰く、「正寝の東西の室を皆箱と曰う。箱篋の形に似るを言うなり」と。考証:『説文』に「大車の牡服なり」とある。謹んで原文に照らし、牡を牝に改む。『覲礼』に「東箱に俟つ」とある。謹んで原文に照らし、俟の上に几の字を増す。