康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1457 ページ)
【亥集上】【鬥部】鬩;康煕筆画 18、頁 1457。『唐韻』許激切、『集韻』『韻会』馨激切、『正韻』迄逆切、音は赥に同じ。『説文』に「常に争う」とあり、字形は「鬥」と「兒」より成り、「兒」は弁じ争うに巧みな者を表す。『詩・小雅』に「兄弟牆に鬩ぐ」と見え、『伝』に「鬩は凶しく相争うを指す」とある。『爾雅・釈言』に「鬩は怨む」とあり、註に「互いに怨む」と説く。『揚子・方言』に「脅鬩は懼るるなり」とあり、宋・衛の間において、怒って気塞ぎ、噫(おくび)するを脅鬩と謂う。また「閴」と通ず。『易・豊卦』「閴として其の人無し」の釈文に、「閴」を姚氏の本は「鬩」に作り、孟氏の本は「窒」に作る、意相通ずとある。また『集韻』に郝格切、音は赫に同じ、義も同じし。