康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1173 ページ)
【酉集上】【言部】謂。康煕筆画:16。頁碼:1173 頁第 12 行。『唐韻』『集韻』『韻会』于貴切、音は胃。『説文』報ずるなり。『徐曰』之を謂うはこれ報ずるなり。『広雅』説くなり。『広韻』告ぐるなり、言うなり。『増韻』之と言を交わすなり。『易・乾卦』何ぞ謂うや。『疏』仮設の問辞なれば、故に何ぞ謂うやと言う。『詩・召南』我が庶士を求め、其れに謂うに迨らん。『伝』但だ相い告語して約可定むべし。『左伝・昭八年』子盍(なん)ぞ之を謂わざるや。又『韻会』事に称すべき有れば有謂と曰い、事宜に失いて名言すべからざれば無謂と曰う。『荘子・斉物論』今我則ち謂う有り。而も未だ吾が所謂の、果たして有謂なるや、果たして無謂なるやを知らず。『前漢・景帝紀』奸法と盗とは、盗甚だ無謂なり。又『正韻』之と言を交えずして其の人を称するも亦た謂うと曰う。『論語』子賤を謂う、子産を謂う是れなり。事を指して言うも亦た謂うと曰う。『詩・召南』行くに露多きを謂う、『小雅』天蓋し高きを謂う之类是れなり。其の言を称するも亦た謂うと曰う。『論語』此を之謂う、其れ斯を之謂うか是れなり。又『正字通』古を援けて義を釈するも亦た謂うと曰う。『易・臨卦』大君の宜しきは、中を行ずるを謂うなり。『礼・楽記』明聖者は述作を謂うなり。又『爾雅・釈詁』勤むなり。『詩・小雅』心乎愛矣、遐(いずくん)ぞ謂わざらんや。『箋』謂は勤むなり。君子を勤思するなり。又『広雅』使むなり。『玉篇』信なり、道なり。又姓なり。『万姓統譜』宋に謂准あり、太平興国に登科す。『説文』本は「𧨟」に作る。考証:『礼・楽記』「聖明者述作之を謂うなり」。謹んで原文に照らし「聖明」を「明聖」に改む。