康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 708 ページ)
【巳集下】【犬部】狌;康熙筆画:9;頁碼:708 頁 20 行。『集韻』『正韻』に「師庚切、音は生」とある。『玉篇』に「本は猩に作る」とある。『爾雅・釈獣』の疏に「王会曰く、都郭の狌狌は羽を欺く。狌狌は黄狗のごとく、人面にして能く言す」とある。『山海経』に「山に獣あり、状は禺のごとくにして耳は白く、伏して行き、人は走る。其名を狌狌と曰う。之を食えば善く走る」とある。『淮南子・畢万術』に「帰終は来を知る、狌狌は往を知る」とある。互いに後出の「猩」字の注に詳し。また『集韻』に「桑経切、音は星」とあり、義同じ。按ずるに、『集韻』十五青韻において、猩は又狌と別なり。また『集韻』に「息正切、音は性」とあり、鼠の属なり。『荘子・秋水篇』に「騏驥・驊騮は一日にして千里を馳すれども、鼠を捕ることは狸・狌に如かず」とある。『集韻』に「或いは鼪に作る」とある。考証:『爾雅・釈獣注』に「王会曰く、都郭の狌狌は羽を欺く。狌狌は黄狗のごとく、人面にして能く言す」とある。謹んで原文の注に従い、「疏」に改む。