康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1399 ページ)
【戌集下】【頁部】順;康熙筆画 12;頁 1399。古文は「巡」。【唐韻】【正韻】食閏切、盾の去声。【説文】理なり。頁に従ひ巛に従ふ、会意。川の流れなり。【玉篇】従ふなり。【詩・大雅】覚ある徳行あり、四国これに順ふ。【箋】大なる徳行あれば、すなはち天下その政に順従す。【釈名】順とは循ふなり、その理を循ふなり。また放つなり。【儀礼・大射儀】大射正弓を執り、袂を以て左右の隈に順ふ。【疏】袂を下にして、弓の隈に順ひて之を放つ。また山名、水名。【山海経】順山有り、順水出づ。また【釈名】鳳皇五色、心の文を徳と曰ひ、翼の文を順と曰ふ。また【揚子・方言】目の好きを順と謂ふ。【註】流沢するを言ふなり。また【増韻】和なり。【易・豫卦】豫順にして動く、故に天地これのごとし。【疏】聖人和順にして動く、天地の徳に合す、故に天地亦聖人の為すところのごとく為す。【礼・楽記】和順中に積もりて、英華外に発す。また【増韻】逆らざるなり。【爾雅・釈詁】舒・業・順、叙なり。【疏】順とは逆らざること叙あるなり。また【諡法】慈恵遍く服すを順と曰ふ。また【小爾雅】順、退くなり。考証:【逸雅】順、循ふなり。謹んで按ずるに語は【釈名】に出づ、今【逸雅】を改めて【釈名】とす。【爾雅・釈詁】舒・業・順、叙なり。【疏】順本逆らざること叙あるなり。謹んで原文に照らし、「順本」を「順者」に改む。