康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 99 ページ)
【子集上】【人部】佘。康煕筆画:7。頁碼:99 頁 01 行。『集韻』に「時遮切」とあり、音は「闍」に同じ。姓なり。古を考うるに、「余」の字ありて「佘」の字なし。「余」は転じて「禅遮切」と読み、音は「蛇」に同じ。これもまた姓なり。楊慎曰く、「今、此の姓を有する者ありて、誤って『佘』と書くは、『説文解字』に通ぜずして自らの小慧を逞しくする者なり」と。「余」は「舍」の略体なり。「舍」と「蛇」とは音相近し、然れば「禅遮切」こそ正音なるべし。五代より宋初に至る人々、自ら「沙家」と称するは、すなわち「余家」の近似音にしてこれを証すべし。また「賖」の偏が「余」に従うことによっても、これを知るべし。