康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 822 ページ)
【午集中】【矛部】矟;康煕筆画:12;頁碼:822 頁 18 行。【広韻】所角切。【集韻】【韻会】【正韻】色角切。音は朔。【博雅】矛なり。【釈名】矛の一丈八尺なるを矟と曰う。騎馬して所持する所の兵なり。謂く其れ軽捷にして撃殺に便なりと。【晋書・劉邁伝】桓敬道、戯馬台の前にて矟を以て殷仲堪を指す。劉邁敬道に謂いて曰く、「君が馬と矟とは足るべし、然れど精妙の理は足らず」と。【宋史・儀衛志】矟は長矛なり。刃は木製にして質は黒く、上に雲気の文を描く。又、矟は唐の金吾将軍の執持する所の兵なり。宋の制、皇帝の儀仗出行する時は八矟を以て前に先導す。又【王羲之・衛夫人筆陣図に題す】紙は陣地に譬え、筆は刀矟に譬え、墨は冑鎧に譬え、水を以て墨を研ぐは城池に譬え、心意は将軍に譬えたり。【集韻】槊又は鎙とも作る。