康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1471 ページ)
【亥集中】【魚部】鯊;康煕筆画 18、頁 1471。『広韻』所加切、『集韻』『韻会』師加切、音は沙。魦と同じ。『爾雅・釈魚』に「鯊、鮀」とあり、注に「今、吹沙と称する小魚なり」という。疏に「鯊、一名鮀。陸璣曰く、この魚体狭く小さく、常に口を開いて沙を吹く」とある。『通雅』に「鯊は吹沙の小魚にして、黄皮に黒斑あり。正月に最も先んじて出づ。体の前半は広く扁平、後半は方正にして狭し。陸璣がこれを狭小とするは非なり」という。『詩・小雅』に「魚は笱(うおびつ)に躍る、鱨と鯊あり」。また海鯊あり。『正字通』に「青眼紅頬、背に鰭あり、腹下に翅あり、味肥えて美なり」という。『六書故』に「海中に産す。その皮沙に似たるによりて名づく。口大きく鱗なく、胎生なり。大なるものを獲れば船を満たすに至る」という。また『集韻』に所嫁切、沙は去声に読む。義同じ。また葉して山宜切、音は師。『徐幹・斉都賦』に「網をもって鱣・鮷を罠(とら)え、網をもって鯉・鯊を収め、珠を拾い、蛟竜・蠵亀を取る」とある。