康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 281 ページ)
【寅集上】【子部】孺;康煕筆画:17;頁碼:281 頁 02 行。【唐韻】【集韻】【韻会】【正韻】而遇切、音茹に読む。【説文】乳を飲む嬰児を指す。字形は「子」を偏旁とし、「需」を声旁とする。一説に「輸」の意で、なお幼小なるを指す。徐が史書を引いて「孺子教うべし」と述ぶ。【六書故】子供の幼小にして柔弱なるを指す。【詩・小雅】和楽にして且つ孺たり。【注】親しみ慕うの意あり。兄弟の間歓楽融洽なること、恰も小孩が父母を慕うが如しと説く。また【礼記・檀弓】有子と子游立ちて、一兒の父母を慕うを見る。有子曰く、情ここに在り、蓋し是くの如きか。また【爾雅・釈言】孺、属するの意なり。【礼記・曲礼】大夫の妻を孺人と称す。【注】大夫の妻を孺と称するのは、夫に属して敢えて自ら専断せざるを言うなり。また【玉篇】【集韻】汝朱切。【類篇】而朱切、音儒に読む。義同じ。或いはと書く。また姓なり。考証:【礼記・檀弓】「有子と子游立ちて、孺子慕う者を見る」。謹んで原文に従い、「見」の字の下に「有」の字を省略す。