康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 322 ページ)
【寅集中】【山部】巏;康熙筆画:21;頁碼:322 頁上段 35。『集韻』『類篇』に「逵員切、音は権」とあり。「巏務」は山名。『集韻』に「柏人城の東北に在り」と見える。『顔氏家訓』に「柏人城の東北に山あり、或いは宣務山と呼ぶも、その名の所出を知らず。城西門内の碑銘を読むに、『ここに巏務山あり、王喬の仙となる所なり』と云う。これにより俗称の宣務すなわち巏務山なるを知る」とある。また『玉篇』に「古乱切」、『集韻』『類篇』に「古玩切、音は貫」とあり、山名。考証:『集韻』に「連元切」、『類篇』に「逵員切、音は権」とあるが、謹んで『集韻』『類篇』の原文に照らし、「集韻・類篇ともに逵員切、音は権」と改む。『顔氏家訓』の「柏人城の東北に山あり、或いは虚無山と呼び、所出を知らず。城西の銘を読むに、『上に巏務山あり、王喬の仙とする所なり』」について、謹んで原文に照らし、「虚無」を「宣務」の三字に改め、「城西」の下に「門内」の二字を増し、「上」の字を「土」の字に改む。