康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1352 ページ)
【戌集中】【阜部】陪;康煕筆画:16;頁碼:1352 頁 18 行
【唐韻】音は薄回切、【集韻】【韻会】【正韻】音は蒲枚切、「裴」に読む。
【説文解字】重ねたる土と釈す。また一説に満つるの義とも。
【玉篇】副貳・従者と釈す。
【広韻】側旁・附属と釈す。
【増韻】伴うと釈す。
【詩経・大雅】に「爾徳明ならず、以て陪なく卿なし」とあり。
【伝】輔佐する副貳なきを説く。
【釈文】陪、或本に「培」に作る。
【玉篇】また増すと釈す。
【左伝・昭公五年】に「飧に陪鼎有り」と記す。
【釈文】陪、薄回反に読み、又扶杯反に読む。
【定公二年】に「之を分つに土田陪敦」と記す。
【注】陪は増すの義なり。また「倍」に作る。音は歩回反。
【魯語】に「士に陪乗有りて奔走を告ぐ」という。
【注】陪は重複・副貳の義に猶る。
【爾雅・釈言】陪は朝見の義と釈す。
【注】陪位すなわち朝見なり。
【玉篇】また輔助・増益と釈す。
【史記・孝文本紀】に「淮南王の弟なり、徳を秉きて朕に陪す」と記す。
【注】陪は輔佐の義なり。
【玉篇】また家臣と釈す。
【礼記・曲礼】に列国の大夫、天子の都に入りて自ら「某の士」と称し、「陪臣某」と自称すと記す。
また陪尾は山名なり。
【尚書・禹貢】に「熊耳・外方・桐柏より陪尾に至る」と記す。
また平原に陪、魏郡に陪安あり、いずれも漢代の侯国なり。【史記・建元以来王子侯者年表】に見える。
【篇海】また「𨻀」に作る。