康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 141 ページ)
【子集下】【刀部】剖;康煕字典画数:10 画;頁碼:141 ページ 03 行
古代の音韻資料によれば、『唐韻』『集韻』『韻会』は「普后切」と注音し、『正韻』は「普厚切」と注音して、読みは「掊」に似る。
『説文解字』は「剖は分ける意なり。形は刀と咅とに従う。咅は声旁なり」と釈す。
『蒼頡篇』は「裂く」と釈す。
『玉篇』は「分ける」と釈し、中より分けるを剖という。
『広韻』は「破り開く」と釈す。
用例として、『前漢・高帝紀』に「符を剖いて功臣を封ず」(符節を分割して功臣に封じる)と見え、左思『呉都賦』に「回淵に於いて巨蚌を剖く」(深淵において大なる蛤の殻を剖き開く)とある。
また別の読みとして、『唐韻』は「方武切」、「集韻」は「斐父切」と注音し、読みは「撫」に似て、義は同じ。
校勘注:『説文解字』の原文は誤って「剖也」と作っていたが、本来の本文に基づき「判也」と訂正する。