康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 580 ページ)
【辰集下】【歹部】殍;康煕筆画:11;頁碼:580 頁 34 行。『広韻』平表切、『集韻』『韻会』被表切、音は摽。餓死を殍という。あるいはに作り、またに作る。『前漢・食貨志賛』に「塗に餓殍あり」とあり、殍と同じ。また莩に通ず。『孟子』に「野に餓莩あり」とある。また『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に芳無切、音は敷。義同じ。『白居易・坐隅詩』に「倶に化して餓莩と為る」とあり、莩を夫の字に押すは是なり。『集韻』にあるいは耳に従いてに作る。また『広韻』符鄙切、『集韻』部鄙切、音は痞。義同じ。一に曰く、草木の枯れ落ちるなり。あるいはに作る。『韻会』に按ずるに、『説文』に音は皫、物の落つるなり。凡そ従う者は皆当にに作るべし。爪に従い又に従う、今変じて孚と為り、転写して訛れるのみ。本は孚信の孚に非ず、然るに今経史訛を承けて遽かに改め難きが故に、韻書両存するなり。