康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 118 ページ)
【子集上】【人部】僻。康煕筆画 15、頁碼 118 頁下段 14 行。『広韻』芳辟切、『集韻』『韻会』毗亦切、『正韻』匹亦切。いずれも入声の「批」に音す。義は粗陋なること。また偏遠・邪僻の義あり。また『正韻』匹智切、音「譬」。僻倪は堄と同じく、城上の矮牆(低い塀)を指す。『正字通』に曰く、僻は辟と通ず。辟は避に借りて用いられ、『詩経』魏風に「宛然左辟」とあるがこれなり。僻は辟に通じ、辟すれば天下に辱められ、放縦して邪僻奢侈なれば、不正の念も入るべからず。経伝において僻を避に借りる例は多からず。『説文解字』に曰く、僻は避なりと。『詩経』を引いて左僻と作る。又一説に、傍より牽くの意味とす。『長箋』は『詩経』に辟と作るべからずと謂う。非なり。元来僻と作り、俗に作る。