康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1017 ページ)
【申集上】【艸部】芃;康煕筆画:9;頁碼:1017 頁下段 22 行。『唐韻』薄紅切、『集韻』『韻会』蒲蒙切、音は篷。『説文』に「草の茂盛なる様」とあり。『詩・鄘風』に「芃芃其麦」と見え、『伝』に「麦の芃芃としてまさに茂盛なるなり」と釈す。また『詩・小雅』に「有芃者狐、率彼幽草」とあり、『伝』に「芃は小獣の形容なり」といい、『注』に「芃は尾の長き様を指す」とある。また草の名なり。『山海経』に「成侯の山、その草多く芃あり」と見える。また『唐韻』房戎切、『集韻』『韻会』符風切、『正韻』符中切、音は馮にして義同じ。また『唐韻古音』に凡と読み、『説文』を引いて「芃は艸に従い凡声なり」と説く。考証:『詩・衛風』に「芃芃其麦」とあるが、謹んで原書に拠り衛風を鄘風に改む。