康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 279 ページ)
【寅集上】【子部】孥;康煕筆画:8;ページ番号:279 頁 09 行。『唐韻』乃都切、『集韻』『韻会』『正韻』農都切、音は奴。『玉篇』に「子なり」とある。『書・甘誓』に「予則ち汝を孥戮す」とあり、注に「罪その子に及ぶ」という。また帑に通ず。『詩・小雅』に「爾が妻帑を楽しめ」とあり、『左伝・文公七年』に「先蔑秦に奔り、荀伯尽くその帑および器用財賄を秦に送る」とある。また鳥の尾なり。『左伝・襄公二十八年』に「以て鳥の帑を害す」とあり、杜預の注に「鳥の尾を帑と曰う」といい、『正義』に「帑とは細弱の名にして、人に在っては妻子を帑とし、鳥に在っては尾も亦た帑と曰う。故に倶に帑を以て言うなり」とある。また『集韻』に暖五切、音は弩。子なり。また奴故切、音は怒。妻子なり。『正字通』に「説文は孥と帑とを二つに分つ。今、帑蔵の帑の音は倘なり。俗に妻孥を弩・怒の二音に読むは非なり」とある。