康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 714 ページ)
【巳集下】【犬部】猫;康煕筆画:16;頁碼:714 頁 27 行。【広韻】武瀌切。【集韻】眉鏢切。音は苗。【玉篇】夏の田猟を指す。また【広韻】に「猫」の俗字であるとある。詳解は豸部の「猫」の注に譲る。猫【広韻】武鏢切。【集韻】【韻会】【正韻】眉鏢切。音は苗。【説文】狸の類に属す。【広韻】野獣にして田鼠を捕らえるもの。【礼記・郊特牲】猫神を迎うるは、田中の鼠を食らうがゆえなり。【正字通】陸佃曰く、鼠は禾苗を損ずるを善しとす。猫は鼠を捕らうゆえに、「猫」の字は「苗」より成れり。また猫の目は、子・午・卯・酉には一線のごとく、寅・申・巳・亥には満月のごとく、辰・戌・丑・未には棗核のごとし。猫の鼻先は常に冷たく、唯夏至の日のみ暖かし。陰類に属す。また『格古論』に拠れば、猫は別に烏員とも名づく。また【爾雅・釈獣】に、虎のうち毛色浅きものを虦猫と曰う。【疏】虎のうち毛色浅きもの、別に虦猫と名づく。【詩経・大雅】に猫あり虎あり。【伝】猫は虎に似て毛色浅き者なり。また【唐韻】莫交切。【集韻】【韻会】【正韻】謨交切。音は茅。義同じ。【広韻】俗体は「猫」と書く。