康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1482 ページ)
【亥集中】【鳥部】鳴;康熙画数:14;頁 1482。『唐韻』武兵切、『集韻』『韻会』『正韻』眉兵切、音は明。『説文』に「鳥の叫声」とあり。『玉篇』に「互いに呼び合う声、吼え叫ぶこと」とある。『詩・大雅』に「鳳凰鳴く、彼の高き岡に」と見える。また野獣の叫声も亦た鳴と称す。『易・説卦伝』に「馬の類において、善く鳴ずるものを象る」とあり。また『増韻』に「凡そ声を発するを皆た鳴と曰う」とあり。『礼記・学記』に「小力を以て之を叩けば則ち小鳴し、大力を以て之を叩けば則ち大鳴す」とある。『荘子・徳充符』に「堅白の論を以て鳴響を争う」とあり。また鳥の名なり。『山海経』に「弇州山に五彩の鳥有り、天を仰いで鳴ず、名づけて鳴鳥と曰う」とあり。『書・召誥』に「予は鳴鳥の声すら聞かざりき」とあり。『音義』に馬融曰く「鳴鳥とは鳳凰を指す」と。また姓なり。『姓苑』に出ず。また『集韻』『韻会』『正韻』に眉病切、音は命。鳥互いに呼び合うこと。『馬融・長笛賦』に「山鶏晨に群を聚め、野鶏朝に鳴ず。配偶を求め雛を呼び、悲しく号して長嘯す」とあり。『註』に「鳴とは即ち呼喚の義なり」と。『曹植の詩』に「同伴を呼び、友侶を招く」とあり。また葉して謨郞切、音は芒。『前漢書・郊祀歌』に「寒暑更替して差錯無く上天の典章を現し、詩篇を陳べて音律に合し玉磬鳴ず。宮音は函容し角音は激発し徴音は清越なり、梁州の曲を発揚し羽調を舒展して商を襯ず」とあり。『張華・侠曲』に「孟嘗君東に向かつて函谷関を出で、鶏鳴に依りて脱身す。信陵君西に向かつて魏に帰り、秦人此れによりて強し」とあり。考証:『礼記・楽記』に「之を小に叩けば則ち小鳴し、之を大に叩けば則ち大鳴す」とある。謹んで原書の『楽記』に従い『学記』を改む。