康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 640 ページ)
【巳集上】【水部】溟;康煕筆画:14;頁碼:640 頁 02 行。【唐韻】莫経切。【集韻】【韻会】忙経切。いずれも音は冥。【説文】小雨溟溟たり。【揚子・太経】密雨溟沐す。【注】溟沐とは、漸く潤い滋うるの謂い。また海なり。【十洲記】東王の居る所、山外に員海あり。員海の水色正しく黒く、これを溟海と称す。冥に通ず。【荘子・逍遙遊】北溟に魚あり。また瀴溟とは、水勢の極めて遠く幽深なる様。【木華・海賦】経途瀴溟たり。また巊溟とは、山気の暗く不明なる状。【左思・呉都賦】巊溟として鬱たり。また杳溟とは、水勢の渺茫として深く激蕩する様。【郭璞・江賦】雷注して杳溟たり。また【広韻】【正韻】莫迥切。【集韻】【韻会】母迥切。音は茗。瀴と同じ。また【集韻】莫逖切。音は覓。これも小雨の義なり。