康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 130 ページ)
【子集下】【冖部】冥;康煕筆画:10;頁碼:130 頁 28 行。【唐韻】莫経切。【集韻】【韻会】忙経切。【正韻】眉兵切。音は銘。【説文】幽暗の意。字形は「日」と「六」より成り、「冖」は声旁。一旬は十日にして、毎月十六日より月欠け始む。「冖」はまた夜を表す。【爾雅・釈言】幼小の意。【注】幼稚なる者は蒙昧不明の状態に在り。【詩・小雅】宮殿深くして幽暗なり。【前漢・五行志】その廟特に昏暗なり。【注】暗の意。【玉篇】深遠さま、夜、草木茂密にして幽深。また青冥を指し、即ち天空。【楚辞・九章】青天に託して長虹を舒ぶ。また北冥を指し、即ち北海。【荘子・逍遥遊】北海に魚あり。【正韻】また「溟」に通ず。また玄冥を指し、水神なり。【礼記・月令】この時の神は玄冥。【注】少皡氏の子、修と熙と称し、水官に任ず。また【集韻】【韻会】母迥切。【正韻】母耿切。銘の上声で読む。【詩・小雅】大車を推すなかれ、ただ塵を揚げて昏昏たり。種種の憂事を思うなかれ、自ら焦慮を脱せしめざるのみ。【朱注】冥冥は昏暗不明のさま。また【集韻】莫定切。銘の去声で読む。意同じ。また【集韻】【韻会】【正韻】莫狄切。音は覓。覆うの意。また縄をもって禽獣を套取るの名。周礼に冥氏の官あり、弓弩と陥穽の機を設置して猛獣を捕るを担当す。また葉に謨陽切【史記・亀莢伝】白日に見る所なく、風雨交わりて天色昏暗。雲上に籠りて五彩と青黄を呈す。また【集韻】見切。音は面。冥眴は目に見えざるを指す。