康熙字典解説
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【申集下】【衣部】袂;康煕筆画:10;頁碼:頁 1113 第 10【唐韻】弭弊切【集韻】【韻会】弥蔽切、音櫗。【玉篇】袖。【釈名】袂は掣なり。掣は開くことなり。袖を開くは、臂の屈伸を為すためなり。【礼・曲礼】袂を以て退くを掩う。【儀礼・大射儀】大射正は弓矢を掌り、袂を以て左右の弓隈に循いて拭う。【前漢・鄒陽伝】袂を攘げて直言する者は、唯だ大王のみ。また担袂あり、国名なり。【水経注】江口に国あり、名けて担袂と曰い、天竺に属す。黄門字興を遣わして担袂王と為す。また【集韻】儒税切、音汭。【荘子・漁父篇】髪を被り袂を揄ぶ。【釈文】袂、李(軌)は芮と読む。また倪祭切、褹と同じ。詳しくは褹字の注に見る。また【類篇】古穴切、同じく袖の義なり。【韻補】【沈炯・帰魂賦】にいふ、況んや古今の悲涼、皆心に湊りて衣袖を沾さしむ。険嶮の傾崖を渉り、清渚の幽咽を踰ゆ。考証:【荘子・漁父篇】「髪を被り袂を揄ぶ」。【李軌云】儒税切。謹んで原文に照らし「褕」を「揄」に改む。「李軌云儒税切」を改め、「釈文」に「袂、李は芮と音す」とす。