康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1026 ページ)
【申集上】【艸部】茆;康煕筆画:11;頁碼:頁 1026 第 06【唐韻】莫飽切、音卯。【韻会】鳧葵。【鄭小同云】蓴菜の草。【詩・魯頌】「楽しき泮水に思ひ、其の茆を薄く採る」。【陸璣疏】茆は荇菜に似たり。葉は掌のごとく大きく、赤く円にして肥厚感あり。触るれば滑りて手に留まらず。茎は匙の柄ほど太く、葉は生食すべく、また煮て食すべし。滑らかにして嫩く、味美なり。江南の人之を蓴菜と称し、または水葵と呼ぶ。諸方の池沼に在り。【干宝云】今の蹗草なり。醤菜に作るべし。江東に此の草有り。又云ふ、名を水戾とする者あり。一説に、今の浮菜は即ち猪蓴なりと。又【集韻】通ず。草叢生す。又茅に通ず。【周礼・天官・醢人】「茆菹」。【鄭注】茅と読む。【説文】【玉篇】音柳。註は字に詳し。考証:【于宝云】今の蹗草。謹んで原文に照らし、于宝を干宝に改む。