康熙字典解説
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【辰集上】【木部】李;康煕筆画:7;頁碼:511 頁第 11。古文に杍と作る。『唐韻』『正韻』は良以切、『集韻』は両耳切、『韻会』は良士切、音は里。『説文』に「果名」とあり。『素問』に「東方の木なり」とあり。『爾雅翼』に「李は子の多き木なり」とあり。『埤雅』に「李の性は老い難く、枝枯るといえども子細ならず、その品は桃の上におく」とあり。『詩・小雅』に「我に桃を投ずれば、之に報いるに李を以てす」とあり。また『韻会』に「世に士を薦むるを桃李と謂う」とあり。『劉向・説苑』に「桃李を樹つる者は、夏に休息を得、秋にその実を得ん。蒺藜を樹つる者は、夏に休息を得ず、秋にその刺を得ん。世に狄仁傑を謂いて、桃李皆公門に在りと曰うは、正に此の事を用うるなり」とあり。また『博雅』に「行李は関驛なり」とあり。また理と通ず。『左伝・僖公十三年』に「行李の往来」とあり。『周語』に「行李、節を以て之を迎う」とあり。『泊宅編』に「李と理は義通ず。人将に行かんとすれば、必ず先ず治す。孟子の言える任を治すが如し。理も亦た治なり」とあり。また星名。『史記・天官書』に「熒惑は李と為る」とあり。『徐広注』に「内なれば兵を理め、外なれば政を理む」とあり。また司理は官にして、亦た司李と称す。『前漢書・胡建伝』に「黄帝の李法」とあり。『管子・法法篇』に「皋陶は李と為る」とあり。また檇李は春秋の呉地なり。また姓。『風俗通』に「伯陽の後」とあり。考証:『前漢書・胡建伝』の「黄帝李治」は、謹んで原文に照らして「治」を「法」に改む。