基本情報
発音
REI I,SHIMOBE SHITAGAU
五行
火
吉凶
无
命名の意味
康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1363 ページ)
【戌集中】【隷字部】隷;康煕筆画:17;頁碼:頁 1363 第 30【唐韻】【集韻】郎計切、音麗。【説文】付着するなり。【後漢書・馮異伝】諸将を分派し、各々配属あり。【注】隷は帰属の義なり。又【孔融伝】ただ名目のみ隷属せるのみ。又【史記・酷吏伝】関東の吏、郡国より関を出入する者を検査す。【注】隷は検査の義なり。又【広韻】僕隷。【集韻】賤称なり。【左伝・隠公五年】差役の事。【注】士は皂を管し、皂は輿を管し、輿は隷を管す。又【桓公二年】士はその子弟を僕隷と為すべし。【注】士は自らの子弟を僕役・奴隷と為すべし。【周礼・夏官・方相氏】衆隷を率いて時に従い儺を行い鬼を駆る。【儀礼・既夕】罪人して廁を塞がしむ。【注】隷人とは即ち罪人のこと。当今の労役に服する者に当る。【晋語】これ耕稼の隷のごときなり。【注】隷とは当今の労役に服する者なり。又官名。【周礼・夏官】隷僕、五寝の掃除・洒掃等の事を掌る。又【秋官】司隷、五隷の法を掌る:罪隷・蛮隷・閩隷・夷隷・貉隷なり。又【前漢書・百官公卿表】司隷校尉は周代の官職なり。又【後漢書・律暦志】隷首初めて数を創む。【注】『博物記』に曰く:隷首は黄帝の臣なり。一説に隷首は算術に長ずる者なり。又【正字通】姓なり。漢に隷延之あり。又隷書。【晋書・衛恒伝】秦すでに篆書を用うるも、奏報事務繁多にして篆字速やかに成し難ければ、隷人に命じて書を助けしめ、これを隷字と称す。漢これに因る。隷書は篆書の簡便なる写法なり。按ずるに、隷書に関する説一ならず。或いは秦の後、邽陽小篆を変じて隷書と為せりと言い、或いは程邈獄中に於てこれを創れりと言う。『韻会』の弁析甚だ恰当なり。大概古の隷書は即ち当今の楷書・行書なり。周興嗣の『千字文』に「杜稿鍾隷」と見ゆ。蕭子雲曰く:草書・隷書の法を論ずるに、王羲之は鍾繇に如かず、王献之は王羲之に如かず。任玠の『五体序』に曰く:隷書には王羲之・王献之・鍾繇・庾翼・欧陽詢・虞世南・顔真卿・柳公権あり。孫過庭の『書譜』に曰く:鍾繇は隷書に通じ、張伯英は草書を擅にし、王羲之は両方に善し。これ皆真書・行書を以て隷書と為すなり。欧陽修の『集古録』始めて誤って八分書を隷書と為す。『書苑』に曰く:蔡琰曰く、程邈の隷書の八分を割きて二分を取り、李斯の篆書の二分を割きて八分を取れば、遂に八分書と為る。任玠亦た曰く:八分書は篆書と隷書の間に斟酌す。然らば隷書の八分書に非ざるを知るべし。『唐六典』に曰く:校書郎・正字の掌う所の字体五種あり:一には古文、二には大篆。既に用いず。三には小篆。印璽・旌旗に用う。四には八分書。石経を刻むに用う。五には隷書。典籍・表奏・公私の文書に用う。此に拠れば、隷書即ち当今の楷書なるを益々信ずべし。『正字通』に曰く:東魏大覚寺の碑文題記に曰く:隷書は即ち当今の楷字なり。亦た一つの証なり。又【集韻】力智切、音荔。依附の義なり。又【類篇】力結切、音捩。僕役の義なり。【説文】本つくりて𨽻と作る。【広韻】俗に隸と作る。【韻会】【正韻】𨽻と作るは誤りなり。