康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1102 ページ)
【申集中】【虫部】蠣;康煕筆画:21;頁碼:1102 頁 02 行
『唐韻』『集韻』『韻会』に「力制切」とあり、音は「例」に同じ。
『説文解字』には「蠇」と作る。蚌の類にして、小蛤に似て稍々大なり。海に産し、今百姓これを食べる。
『類篇』に曰く、雕という鳥百岁に至れば変じて蠇と為る。
『広韻』は牡蠣を指す。
『酉陽雑俎』に曰く、これを「牡」蠣と称するのは、必ずしも雄性を謂うにあらず、介殻の類の中に唯だ牡蠣のみ鹹水凝結して成るが故なり。
『本草』に曰く、今は海辺にいずこにも有り、石に付着して生じ、外殻疙瘩として連なり房の如きをもって「蠣房」と称し、晋安の人はこれを「蚝莆」と呼ぶ。
『郭璞・江賦』に曰く、「蠣磈磥而碨」。
【注】『臨海水土物志』に曰く、蠣長さ七尺あり。『南越志』に曰く、蠣の形馬蹄に似たり。
また「石蠣」有り。
『本草』に曰く、海鷂魚、別に名けて石砺と曰う。
また、『韻会』および『正韻』に「落蓋切」とあり、音は「頼」に同じ。義同じ。また「𧑄」とも作る。