康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 1267 ページ)
【酉集下】【辵部】邏;康熙画数 26;頁 1267。『唐韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「郎佐切」とあり、羅の去声で読む。『説文』によれば「巡行」の意。『玉篇』には「巡邏する兵」を指す。『正韻』には「遊動して偵察すること」とある。『晋書・戴洋伝』に「遠く偵察を遣るべし」と見える。また『集韻』に「遮る」の意あり。『正字通』に「山勢が環繞するさま」とある。杜甫の詩に「雲山紫邏深」と見え、雲霧にまとわる山々が深紫色を呈するさまをいう。また『集韻』『韻会』に「朗可切」、等韻に「力可切」とあり、羅の上声で読む。さらに『集韻』に「良何切」とあり、羅と読む。意味は同じ。考証:杜甫の詩「春山紫邏長」について、謹んで杜甫『賈閣老を送り汝州に出ず』の詩の原句に照らし、「雲山紫邏深」に改む。