康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 950 ページ)
【未集中】【网部】羅;康煕筆画 20;頁 950。『広韻』魯何切、『集韻』『韻会』良何切、『正韻』朗何切、音は蘿。『説文』に「丝网をもって鳥を捕る」とあり、古く芒氏が初めて羅網を作れり。『爾雅・釈器』に「鳥を捕る網を羅と曰う」。注に「網をもって笼罩し捕るを指す」とあり。『詩・王風』に「雉、羅に陥る」。『周礼・夏官・羅氏』に「網をもって鳥雀を捕ることを掌る」とあり。また『類篇』に「絲織物を指す」とあり。『釈名』に「羅の紋は疏朗なる網紋なり」とあり。『戦国策』に「後宮、羅絹を雑え、綺紗を曳く」とあり。また『広雅』に「羅、列なる意」とあり。『楚辞・九歌』に「堂下に羅して生ず」とあり。注に「羅列して生ず」とあり。また国名。『左伝・桓公十二年』に「羅人、之を攻めんと欲す」とあり。注に「羅は熊姓の国にして、宜城県西山中に在り、後に遷る」とあり。また水名。『史記・屈原伝』に「自ら汨羅に投ず」とあり。注に「汨水、羅地に在るが故に汨羅と称す」とあり。また新羅、東夷の国名。『唐書・東夷伝』に「新羅は弁韓の後裔にして、漢代の楽浪に居す」とあり。また姓。『姓氏急就篇』に「羅氏は顓頊の後裔にして、羅地に封ぜられ、即ち今の房州なり。子孫、羅を以て氏とす」とあり。また羅羅、獣名。『山海経』に「北海に獣あり、形虎に似て、名づけて羅羅と曰う」とあり。『駢雅』に「青き虎を羅羅と曰う」とあり。また庵羅、果名。『本草』に「梨の類に属し、色黄にして鵝梨に似たり」とあり。また『集韻』に隣知切、音は離。義同じ。また『集韻』に郎佐切、音は囉。邏は時に羅と略す。巡察の意なり。