康熙字典解説
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【酉集下】【酉部】醁;康煕筆画:15;頁碼:1284 頁 05 行。『広韻』力玉切、『集韻』『韻会』龍玉切、音は録。『広韻』に「美酒」とあり。『集韻』に「醁は酒の名」とある。『抱朴子・嘉遁巻』に「寒泉は醁より旨し」と見える。『正字通』に「『通雅』曰く、酃渌によりて醽醁・醽緑と作る。『広韻』は醽を渌酒と訓ずれば、すなわち醁を清酒と為すなり。衡陽県に酃湖あり、今の酃県なり。土人その水を取りて以て醸す。晋の武帝、呉を平らげて醽酒を大廟に薦む。『荊州記』に『渌水は豫章郡康楽県に出づ。その中に烏程郷に井あり。官その水を取って酒と為し、湘東の酃酒と共に年々常に之を献ず』とある。或る曰く、酃湖水緑なるが故に酃緑と名づけ、酉を加えて酃醁と為す」と見えたり。また『集韻』『正韻』に盧谷切、音は禄。義同じ。考証:『荊州記』「渌水は豫章郡康楽県に出づ。その中に烏程県に井あり。官その水を取って酒と為す」について、原文に照らして「烏程県」を「烏程郷」に改む。