【午集中】【皿部】盝。康煕筆画 13、頁碼 795 第 12。『広韻』『集韻』『韻会』『正韻』に「盧谷切」、音は「禄」に同じと記す。『爾雅・釈詁』には「竭尽」と解し、『揚子・方言』には「干涸」と解す。『玉篇』には「濾過」と解し、『広韻』には「水分を除く」と解す。『周礼・冬官考工記・氏』に、絹帛を漂洗する際、灰漬を去りて水分を濾すとあり。また『集韻』に、「漉」に通ずと記す。『礼記・月令』に「池を涸らすべからず」とあり、注に「漉は竭尽なり」と解す。また『集韻』に、或いは「

」と作ると記す。『詩経・小雅』に「酒を濾すに酒満ちて外溢す」とあり、注に「竹筐を用いて酒を濾す」と解す。すなわち濾過の義なり。また小型の匣盒を盝と称す。『唐書・李徳裕伝』に、敬宗が詔して浙西に脂盝・妝具を進貢せしめたとあり。『宋史・輿服志』に、皇帝の承天受命の宝を小盝に収むと記す。『集韻』に、「簏」に通ずとあり。また州名なり。『元史・安南国伝』に、鎮南王急ぎ盝州に至り、小道より出でたと記す。また人名なり。『宋史・交阯伝』に、交阯の世子、名を阮盝と曰うと記す。