康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 837 ページ)
【午集下】【石部】磿;康煕筆画:17;頁碼:837 頁 05 行。【唐韻】郎撃切。【集韻】【韻会】郎狄切。音は歴。【説文】石の相撃つる声。【玉篇】磿磿とは、石の軽く相撃つる声なり。また【周礼・地官】に「遂師、窆に至りて磿を抱く」とあり。【注】に曰く、磿は適歴を指し、紼を執る者の名なり。適は的に読む。【疏】に曰く、千人が棺椁を牽く縄に分布して疎密得たり、故に適歴と謂う。遂師は名籍を記した版を抱えて巡視し、点検して人の在否を知る、故に抱磿という。また【字彙補】に曰く、磿室は燕の宮殿の名なり。【史記・楽毅伝】に「故鼎、磿室に反る」とあり。【戦国策】には歴室と作る。今、磨室と作るのは誤りなり。また史記の磿侯程黒は、漢書の表には歴侯と作る。今の版本も磨侯と作るのは、みな伝写の誤りなり。