康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 300 ページ)
【午集中】【皿部】尽;康熙筆画 14;頁 300。『唐韻』『正韻』慈忍切、『集韻』『韻会』在忍切、秦の上声。『説文』器中空なり。『小爾雅』止むなり。『玉篇』終るなり。『広韻』竭くるなり。『集韻』悉くすなり。『易・繋辞』書は言を尽くさず、言は意を尽くさず。『左伝・哀公元年』悪を去るは尽くすに如かず。『穀梁伝・定公十年』孔子階を歴て上り、一等を尽くさず。『礼記・曲礼』君子は人の歓びを尽くさず。『中庸』天地の道は一言にして尽くすべし。『史記・礼書』明なる者は礼の尽なり。『荀子・正名篇』欲は尽くすべからずといえども、近づくして尽くすべし。〔注〕適可にして止むなり。また『韓鄂・歳華紀麗』大酺・小尽。〔注〕月三十日を大尽とし、二十九日を小尽とす。また姓なり。『万姓統譜』に見ゆ。また『唐韻』『正韻』即忍切、『集韻』『韻会』子忍切、津の上声。『類篇』極むなり。『正韻』之を尽くすなり。『尚書・康誥』往きて乃心を尽くせ。『詩経・小雅』孔恵しく孔時なり、維れ其れ之を尽くす。『左伝・閔公二年』晋侯太子申生をして東山皋落氏を伐たしめ、曰く「敵を尽くして反れ」。『礼記・楽記』殷周の尽きたり。また『韻会』皆なり。『左伝・昭公二年』韓宣子曰く「周礼魯に尽在り」。また『類篇』任ずるなり。『増韻』縦令するなり。『左伝・文公十四年』公子商人、其の家を尽くして公に貸す。『礼記・曲礼』虚坐は後を尽くし、食坐は前を尽くす。俗に尽と作る。また尽尽、物を尽くして極視するの貌なり。『荀子・非十二子篇』学者の嵬として尽尽たり、盱盱たり。また『韻会』徐刃切、『正韻』斉進切、秦の去声。亦た竭くるなり。『国語』斉の国佐、其の語尽きぬ。〔注〕其の心意を尽くし、善悪褒貶、諱むるところ無し。『世説新語』心を累うべき処、皆尽くすべし。〔注〕尽、猶お空のごときなり。