康熙字典解説
康熙字典の原典を見る(第 209 ページ)
【丑集上】【口部】噤;康煕筆画:16;頁碼:209 頁 30 行。『唐韻』『集韻』『韻会』に巨禁切、音は凚。『説文』に「口を閉ずるなり。口に従い、禁声」とあり。『史記・日者伝』に「悵然として噤じ、口を開きて言う能わず」と見え、また『鼂錯伝』に「噤じて敢えて復た言わず」とある。『潘岳・汧督馬敦誄』に「乃ち下吏の其の噤害を肆にするが若きは、則ち皆妬む徒なり」とあり。注に「噤とは、口を害して言わずして、心に之を害するなり」とす。『集韻』に或いは齽と作るとあり。また『韻会』に或いは某字と作るとありて、韓愈の「同宿聯句」を引き、「巧舌千皆」とす。按ずるに、牛舌の病にして、噤と音同じくして義別なり。『韻会』誤れり。また『広韻』『集韻』に渠飲切、音は某にして、義同じ。『広韻』に「寒みて口を閉ず」とあり。